チャーリー・チャプリンが亡くなるまでの20年間以上を家族と過ごしたブべー近郊のレマン湖を見下ろす邸宅が、博物館として2016年春(予定)にオープンする。
13ヘクタールの敷地を持つ邸宅は世界遺産のぶどう畑に隣接する地域にあり、家具や遺品、大量の書物などを集め、チャプリンが過ごした当時のままの状態を再現する計画。敷地内には、「モダン・タイムス」で使われた巨大歯車や、ハリウッドのチャプリンのスタジオを、写真や3次元映像も交えて実物大で再現する展示館(約2千平方メートルの)も建設され、総事業費は約69億円近くに上る。
チャプリンは、米国で巻き起こったマッカーシズム(共産主義者弾圧)の嵐がハリウッドでも吹き荒れた際、「容共者」のレッテルを貼られ、1950年代前半に米国への再入国を拒絶された末、この邸宅に落ち着いた。
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